【保温材の選び方】グラスウール・ロックウール・MGマイティカバーの違いと使い分け

お客様各位

平素より当店をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。

 

配管やダクト、各種プラント設備の断熱・結露防止に欠かせない「保温材」。

手配を進める中で、「グラスウールとロックウールは現場でどう選べばいい?」「MGマイティカバーはどういう箇所に使うのが一番効率的?」と、選定に迷われるケースは少なくありません。

今回は、当店で取り扱っている代表的な保温材3種について、素材の違いだけでなく「形状・適した用途・施工箇所の違い」に踏み込んで分かりやすく解説いたします。

日々の現場で資材調達を行うプロの職人様はもちろん、初めて資材を選定される一般のお客様も、ぜひ材料選びの参考にしていただければ幸いです。

 

代表的な保温材3種の特徴と実践的な使い分け

当店でお取り扱いしている「グラスウール」「ロックウール」「MGマイティカバー」は、それぞれ原料や特徴、そして「製品の形状」が異なります。

現場の条件に合わせて最適なものをお選びください。

 

■グラスウール:冷温水配管や空調ダクト、複雑な曲げ加工が多い現場に

ガラスを高温で溶かし、極細の繊維にして綿状に加工した保温材です。

当店ではロール状やボード状、保温筒など用途に応じた形状を取り揃えており、全般的にしなやかで軽量、カッターでサクサク切断できる加工性の高さが特長です。

【原料】:ガラス繊維

【主な特徴】

・一般空調や給排水設備で最もスタンダードに使われる保温材

・カッターで簡単に切断できて加工しやすく、軽量で作業負担が少ない

・コストパフォーマンスに優れる

【形状ごとの特徴と最適な施工箇所】

・グラスウール保温筒: あらかじめ筒状に成形されたタイプ。ビルや住宅の冷温水配管・給排水配管の結露防止や保温に最適です。

・グラスウールロール: 丸ダクトや大口径配管、曲がり部分など、曲面に沿わせて柔軟に巻き付けたい箇所に最適です。

・グラスウールボード: 角型空調ダクトの平面部の断熱や、壁面・天井の吸音・断熱対策に最適です。

【選べる外装タイプ】

外装材(ラッキング等)の下地に最適な「生(外装なし)」に加え、「ALGC(アルミガラスクロス)貼り」、「ALK(アルミクラフト)貼り」、「GC(ガラスクロス)貼り」などの各種表面仕上げタイプを取り揃えております。

※製品(保温筒・ロール・ボード)によってご用意している外装仕上げのラインナップが異なりますので、各商品ページをご確認ください。

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■ロックウール:高温蒸気配管のバルブ・エルボや、耐火・防音が必要な設備に

天然の鉱物(玄武岩や高炉スラグなど)を高温で溶かして繊維化した保温材です。

当店でお取り扱いしている「ロックウール」は、施工面の形状や現場の用途に合わせて以下の3タイプを取り揃えております。

【原料】:鉱物(玄武岩等)

【主な特徴】

・高温設備や蒸気配管、プラント設備などの過酷な現場に対応

・優れた耐火・不燃性を持ち、高い防音(吸音)効果を発揮

【形状ごとの特徴と適した箇所】

MGベルト

・MGボードを短冊状に切断し、裏面を寒冷紗(布状の補強材)で補強した保温材です。繊維が厚さ方向に立っているため柔軟性に優れ、丸い面への巻き付け施工が容易に行えます。

・仕上げ用途に合わせて下地補強に適した「寒冷紗(補強布)貼り品」と、見た目が美しく断熱性にも優れた「ALGC貼り品」をご用意しております。

・適した箇所:空調ダクト・各種配管・タンク類の保温、集合住宅厨房排気ダクトの防火材



MGワイヤードブランケット(亀甲金網付きタイプ)

・MGボードの片面に、亀甲金網を鉄線でしっかりと固定し、ロール状に巻いた製品です。金網で補強されているため保形性に優れ、柔軟性を活かして複雑な形状や曲面へスムーズに施工できます。

・すでに施工されている保温材の上から重ねて保温効果を高める「追加・加厚保温材」としても非常に有効です。

・適した箇所:丸ダクト、大口径配管、ボイラーや各種タンクなどの曲面部、形状が複雑な機器類、既存保温材への重ね巻き(加厚保温)

MGボード(扱いやすい板状タイプ)

・保温・断熱性だけでなく、吸音性や耐熱性にも優れた板状の保温材です。
軽量で柔軟性に富んでいるため、取り扱いやすく加工性にも優れています。

・当店では、標準的なMGボードに加えて現場環境に特化した2つの派生タイプも取り扱っております。

➤MGラスボード(片面金網付き)

MGボードの片面を平ラス(金網)で補強した製品です。

・適した箇所:保形性・強度が求められる高温設備の保温

➤MGハッスイボード(撥水加工タイプ)

特殊処理により水をはじく撥水性能を付加した製品です。

・適した箇所:プラントや重油タンクなどの屋外設備の断熱・保温、屋外防音壁などの吸音

※撥水性能は150℃以上の雰囲気では劣化していきますので、そのような環境下では使用しないでください。

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■MGマイティカバー:高温直管配管の施工を最速・高精度に仕上げたい現場に

MGマイティカバーは、高品質なロックウールをあらかじめ配管のサイズに合わせて「筒状(パイプカバー形状)」に高密度成形した製品です。

【原料】:ロックウール(成形保温筒)

【主な強み】

・高い作業効率:片側に切れ目(スナップオン形状)が入っているため、配管に被せるだけで装着が完了します。

・均一な仕上がり:肉厚が最初から均一に成形されているため、誰が施工しても安定した高い保温性能と綺麗な見た目に仕上がります。

・ステンレス配管にも安心:低ハロゲン仕様のため、デリケートなステンレス配管の腐食割れを防ぎます。

・選べる外装仕上げ:ラッキングカバー等の外装材を上から施工する現場に最適な「保温筒/生」と、ラッキングを巻かずにそのまま仕上げられる断熱性・美観に優れた「保温筒/ALGC」をご用意しています。

・1本単位での販売:セット販売ではなく「1本単位」での販売となりますので、現場で必要な本数分を無駄なくご注文いただけます。

【最適な施工箇所】

・蒸気配管や高温水配管の「直管部分」

・工期がタイトで、直線の配管をスピーディーかつ均一に仕上げたい現場

・耐食性が求められるステンレス配管

「直管部分はMGマイティカバーで素早く均一に施工し、曲がり角やエルボ・機器まわりはMGベルトやMGワイヤードブランケットを巻き付けて、巻き線等でしっかり固定する」という組み合わせは、熱絶縁工事の現場で作業効率と仕上がりの美しさを両立するための定番の工法です。

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■まとめ:現場の条件に合わせた最適な資材選びを

配管保温の断熱性能や耐久性を最大限に引き出すためには、設備の用途や施工箇所の形状に合った資材を選ぶことが大切です。

 

【適材適所の選び方】

・冷温水配管・空調ダクト・一般的な設備配管なら: 「グラスウール(保温筒/ロール/ボード)」

・高温設備・タンク類・複雑な異形部・耐火防音重視なら: 「ロックウール(MGベルト/MGワイヤードブランケット/MGボード各種)」

・蒸気配管の直管部・施工スピード重視なら: 「MGマイティカバー」


※一部の商品・サイズ規格につきましては、単品でのご購入ができない(複数注文必須・規定数単位)場合がございます。

詳しい販売単位は各商品ページをご確認ください。

また、各商品ページでは、適合する配管口径や厚みなどの詳しいラインナップをご確認いただけます。

必要な数量の計算や部材の組み合わせに迷われた際は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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また、当店では工事施工も承っております。

どうぞお気軽にご相談・お問い合わせください。

皆様のご利用、心よりお待ちしております。